Search
Calendar
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>
New Entries
Recent Comment
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
上野公園
0

    何らかの目的があって東京へ行く時も、なるべく時間を作って上野公園に寄っています。JR上野駅で降り横断歩道を渡ると東京文化会館・上野の森美術館・国立西洋美術館・国立科学博物館・東京国立博物館・東京都美術館、そして上野動物園、不忍池といった数多くの見どころが待ち受けているからです。今、再びパンダ人気でにぎわっている動物園は平日というのに午前でパンダ見物の予約は終わっていました。

     

    JR上野駅前の横断道路、いつも大勢の人が渡っている

    午前中でパンダ見物の予約が終わった上野動物園

    多くの修学旅行の生徒たち

    美術館や博物館の催しは一応前もって調べて行きますがゆっくり鑑賞しようと思うとやはり2つの館までですね。今回も東京都美術館の「プーシキン美術館展」と東京国立博物館の「名作誕生 − つながる日本美術」の2つの特別展を鑑賞してきました。この上野公園ではいつ行ってもどこかですばらしい展覧会が開かれています。

     

    「プーシキン美術館展」東京都美術館

    まず東京都美術館の「プーシキン美術館展」にはモスクワのプーシキン美術館から17世紀から20世紀にかけての世界的に有名な風景賀65点が来日していました。描かれた時代と場所を軸にフランス近代風景画の流れが紹介されています。今回、初来日となったモネの≪草上の昼食≫はさすがに多くのみなさんの注目を集めていました。ちょうど印象派が誕生する直前のモネの作品だそうです。ルソーの≪馬を襲うジャガー≫の他、ロラン、コロー、ルノワール、セザンヌ、ゴーガンといった巨匠たちの作品がさまざまな風景を楽しませてくれました。

     

    東京国立博物館

    そして東京国立博物館「名作誕生 − つながる日本美術」では4つの章に分けられたコーナーの第1章「祈りをつなぐ」で私たちを出迎えてくれたのが全国各地の所蔵先から集められた数多くの国宝級の仏様たちです。お一人お一人個性ある表情をなさっており、指先もそれぞれ異なっています。こんなにたくさんの仏様たちにお会いできると思ってもいませんでしたので驚きと感激で胸がいっぱいになりました。

    第2章「巨匠のつながり」では雪舟・俵屋宗達・伊藤若冲という3人の巨匠を取り上げ、その作画プロセスなどが公開されています。ここでは特に伊藤若冲の「鶴」のコナーが印象に残りました。若冲の「鶴」を真ん中に、左に手本となった16世紀・明の時代の中国絵画、左に若冲の鶴を模写した狩野探幽の鶴が並んでいます。中国の原本に比べると若冲の鶴は羽が線を主体に描かれている上、その線が銀色に輝いています。又、狩野作品では背景が違っているだけのように見えますが雰囲気は全く異なっています。

    第3章は「伊勢物語」と「源氏物語」をテーマにした「古典文学につながる」です。

    第4章は「つながるモチーフ・イメージ」と題して、今に伝わる名作を「山水」「花鳥」「人物」「古今」に分け、誕生から伝わってきた様子までを紹介しています。ここでは「見返り美人」の前で足が止まりました。ジャンルや時代を超えた「名作」に出会えたしあわせいっぱいの美術展でした。

     

         葉はイチョウだが外側の枝が垂れ下がりどうも様子が違うイチョウの巨木

    posted by: ちあやほーぶん | - | 07:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    2日目は東京ドーム
    0

      2日目の午前は田端駅近くにある、目が不自由な人も耳が不自由な人もどんな人も一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアター、客席数20席という小さな映画館「チュプキ」に1年ぶりに行き映画『バケツと僕』を観ました。ここを運営しているシティライツという組織は私たちのボランティア団体もネッワークを組んでいるチームの本部にあたります。

      虐待や孤児、ネグレクトといった社会問題をリアルに映し出す一方で、健常者と障がい者の垣根を超えた友情を描いた映画です。前川清の長男でシンガーソングライターの紘毅(こうき)が主人公の神島をぴったりといったはまり役で演じていました。

       

      ユニバーサルシアター爛船絅廛

       

      そして午後は昼食のあと後楽園駅まで移動し東京ドームで日本ハム対西武のプロ野球観戦です。東京に住んでいるかみさんの友人やかみさんの妹と娘さんたちも合流しにぎやかに日本ハムを応援しました。ところが相手の西武は毎回のようにランナーを出し押せ押せムードです。一方の日ハムはというと6回までヒット1本という何とも情けない試合展開、西武の拙攻もあって何とか0対0。そして迎えた7回、レアードのホームランが飛び出し清宮の2塁打などで2点を入れ、結局2対0で首位西武に競り勝ちました。これまで何回か福岡ドームや札幌ドームまで試合を見に行きましたが、今回のように劣勢をはね返して堂々の勝利をおさめた試合を見たのは初めてです、まわりは西武ファンばかりの中で気おされながら応援した甲斐がありました。それにしても6回まではドーム中が圧倒的な西部ファンの声、ところが7回からはそれまでどこにいたのかと思うほどの日本ハムへの大声援が場内に沸き起こりました。野球の応援でこういう勝ち方をすると西武ファンには申し訳なかったのですが本当に最高の気分でした。この日は最上階のパノラマシートを予約していましたので席の後ろのレストランで食事をしたりスィーツを食べたりと、普段野球の応援で球場へ来ることなどなかった私たち以外のメンバーも満足した時間を共にすることが出来ました。

      ちなみに翌日の西武戦も上沢投手の好投で1対0で接戦をものにし2連勝しました。

       

      東京ドーム、午後4時の開場前に並んだ大勢のみなさん

      隣接して建っている東京ドームホテル

      この日の東京ドームには2万8337人の観客

      初打席からの連続安打と初ホームラン以降、不振だった清宮の7回の打席

      22打席ぶりのヒットが2塁打の快音

      ライトアップされた東京ドーム周辺、隣に後楽園

      夜の東京ドームホテル

       

      posted by: ちあやほーぶん | - | 07:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      今年も狹豕ぶらり旅
      0

        年に最低1回は東京へ行ってぶらぶらしています。日頃は静かな田舎暮らしですので時にはめまいがしそうなほどの大変な人ごみの中を速足で歩きまわるのもいいかと。

        今回は、はとバスで房総半島めぐり、東京ドームで日本ハム戦、上野公園の美術館めぐりといったスケジュールの4日間でした。

        先週月曜日の東京行き1便を予約していたのですが、飛行場へ近づくにつれ運転中の車は濃い霧につつまれ、ひょっとすると飛ばないのでは、との悪い予感が当たってしまいました。濃い霧が立ち込めたままで着陸できず1便は欠航、結局時間よりも相当遅れた2便目に何とか乗り込みました。高速道では霧のため通行止めは何度か経験していますが航空機では初めてです。

        月曜日の1便はビジネス客も多く(ちょうど大分に帰っていた知人も同じ便でした)仕事にかなり影響がでたようです。

        というわけで初日は遅れてスタート。品川駅のロッカーに荷物を預け向かったのは日比谷です。今年3月末に開業したばかりの「東京ミッドタウン日比谷」、地上35階建てで地下1階から7階までは商業施設です。隣りに広がる緑豊かな日比谷公園を一望できる6階のレストランのランチタイムは我々で最後のオーダー、午後2時でした。

        昼食のあとは銀座に向かって歩き、6丁目の「銀座シックス」へ。こちらは去年4月に開業した銀座エリア最大の商業施設、松坂屋本店跡地を含む2つの街区20店舗以上の跡地を整備して開発された巨大な建物です。屋上は緑地帯で、緑の回廊を一周すると360度の景色が見渡せます。又、中央には桜並木があり野生のサクランボがたくさん実っていました。鳥の鳴き声もあちこちから聞こえてきました。電車の窓から見える風景にも緑の木々がいっぱい、またこうした屋上緑化も進んでいますので本当に東京は緑豊かなところです。

         

        日比谷シャンテ、TOHOシネマズ前のゴジラ像

        東京ミッドタウン日比谷

        歩いていて見つけた「喫煙席ございます」

        ただし、注意書きに「パイプ・葉巻または香りの

        強い煙草はお断りすることがございます」とあった

        銀座シックス屋上の神社、そばのパネルに松坂屋の旧店舗の写真

        緑の回廊を回っていると、遠くに東京スカイツリー

         

        次に6丁目から1丁目へ向かい、1丁目のポーラミュージアムで開催中の「田中智・ミニチュアの世界」というミニチュアワールドをのぞいてきました。おもちゃの世界のミニチュア商品よりもっと小さな世界です。本物と見間違うほど精巧に作られた実物の何と12分の1というスケールの小さな作品群。拡大鏡が欠かせません。

        焼き上がったばかりのようなバケットやデニッシュ、色とりどりのお菓子などの食べ物から雑貨や手書きの文字やディスプレイ。小さな小さな作品たちをのぞきこみながら、つい「可愛い」「おいしそう」とつぶやいていました。結局、この時は銀座から東京駅まで1駅半歩いたことになります。

         

        みなさん、拡大鏡を使ってのぞきこんでいる

        ひとさし指の上の作品

                                                靴のショーウインド

        小さな手書き文字にもこだわっている

        とっても小さな「おひな様」

         

        posted by: ちあやほーぶん | - | 07:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        竹下杏奈さんのピアノリサイタル
        0

          ピアノリサイタルへ行くことは殆どありませんが、聴いたことがあるとしてもそれは世界的あるいは日本を代表するような著名なピアニストの演奏会だと思います。それくらいの経験しかない私にとって、知人の、しかも音の泉ホールという本格的な場所でピアノリサイタルを聴くという初めての機会がありました。

          それは「えっ?こんなすごい演奏をする、こんな素敵なステージ姿の人だったの」と新鮮な気分の1時間半でした。

          竹下杏奈さんは私のセミナーの生徒さんです。ピアニストだとは知っていましたが声しか聞いたことはありません。その彼女がドレス姿で登場し、鍵盤全体を使って時には激しく時には優しくピアノを弾いています。りりしく凛とした、普段見知っている彼女とは別人がそこにいました。

          どちらかというと小柄な女性ですので、おそらく指の長いピアニストに比べると負担が大きいのではと素人は考えてしまう個所も、そんなハンディを感じさせない迫力とテクニックでぐいぐい迫ってきます。5年ぶりのリサイタルとあって悔いを残したくないという強い思いが私たちに届いたのでしょう。

          プログラムの最初は2台のピアノによるグリーグのピアノ協奏曲です。伴奏者を探すのが大変といわれていますが、竹下さんの「演奏会で協奏曲を弾きたい」という思いに応えてくれた児玉裕子さんとの息の合ったドキドキするような協奏曲を聴かせてくれました。会場には他のセミナー生も何人か来ていましたが一緒に来た小学生のお孫さんがいつかこの曲を弾いてみたいと言っていたそうです。

          休憩をはさんだ第2部は杏奈さんのピアノソロです。彼女の留学先チェコのブルノ市出身の作曲家レオシュ・ヤナーチェクの「ソナタ」と、同じ年1905年に作曲されたドビッシーの「映像第1集」。

          そして最後にショパンの作品の中でもよく知られている「ポロネーズ作品58≪英雄≫」を私たちの前に見事に展開してくれました。

          日常から離れ、奏者に導かれて異空間に身をおく至福の時、音楽っていいですね。

           

          posted by: ちあやほーぶん | - | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          「本屋さんのアンソロジー」
          0

            新刊書店をテーマに、10人の作家が書いた作品が納められた本・アンソロジー(詩華集、詩や文章を選び集めたもの)です。一作品が原稿用紙数十枚といったところですので、持ち歩いて待ち時間に1篇を読んだり短い時間しか余裕のない時にぴったりです。

            しかも私自身、本を読むのが好きだし本屋さんにもちょくちょく行きますのでテーマも身近で好奇心を満たしてくれました。

            元書店員でその経験を生かした短編集「配達のあかずきん」で2006年にデビューした作家の大崎梢さんが「新刊書店」をテーマにと声をかけ、大崎さんを含む10人の作家がそれぞれの個性で、本をめぐるやりとり、お客さんへの思い、書店員の気持ち、喜こび、悲しみ、楽しみなどを物語りに込めています。

            次々と謎を解いていく店長「本と謎の日々」、商店街のはずれにある古い本屋さんを舞台にした「国会図書館のボルト」、さすがに本が大好きな作家です、タイトルが引き付ける「夫のお弁当箱に石をつめた奥さんの話」、毎日立ち寄る本屋さんがオアシスだったと語る作家が書いた「モブ君」、その他「7冊で海を越えられる」というタイトルが気になる作品や仕掛人・大崎梢さんの「ショップtoショップ」など、作家それぞれの本屋さんが10本の短編にまとめられています。

            こういう企画もあるのですね。皆さん、作家だけあって本当に本が好きなんだなあー、本屋さんを愛しているんだなあーと思わせるバラエティに富んだ街の本屋さんが映し出されていました。

            我が家の娘も現役の書店員ですし私もその書店にはよく行っています。でも父親と娘は照れくさいのであまり仕事の話はしません。外から見るばかりです。その代り彼女からはお勧めの本がたっぷり届きます。この本を読み終えた後は書店がより身近でより親しい場所になりました。

            posted by: ちあやほーぶん | - | 07:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            「広辞苑」を読む
            0

              きのうの「罰」の件で「広辞苑」を開いていて、その辞書の分厚さ・重さ、そして文字の小ささに改めて手こずりました。

              高齢社会の読者のために文字のサイズを大きくする、あるいはぺらぺらした紙質をもっと確かなものする、更には日常生活にこれほど浸透している外来語をもっと取り入れる、となると更に更に分厚くなるのは目に見えています。折り合いをつけるのは難しいところでしょうね。

              調べるため重い広辞苑をよいしょ!とかかえてページを繰っていく。辞書にはいろいろありますがあのより正確な挿絵入りの広辞苑は目的の言葉を調べる対象だけでなく、ちょっとした「読み物」であるように感じています。

              例えば「爆笑」は6版では「大勢が大声でどっと笑うこと」と説明がなされていましたが、第7版では「はじけるように大声で笑うこと」と笑う人の数は問わない語釈に変わっています。他の国語辞典ではまだ「大勢で」というのが多数派ですが。「爆笑は本来1人ではできない」と言われていて「大勢」という説明が入っていますが約90年前の使用例でも1人で大笑いしていると捉えられるものがあるそうです。実際私たちは1人でも大笑いしますのでようやく世間の実態に合ったということでしょう。

              その他、例えば「優しい」を引いてみると

               /箸發笋擦襪茲Δ亡兇犬襦C僂困しい。

               ⊆囲や相手に気を使って控えめである。つつましい。

               さし向かうと恥ずかしくなるほど優美である。優美で風情がある。

               いだやかである。すなおである。おとなしい。

               ゾ霓爾ぁ情がこまやかである。

               Δ韻覆欧任△襦殊勝である。神妙である。

              そして番目にようやく「簡単」「わかりやすい」用例「やさしい本」、番目に「悪い影響を及ぼさない」用例「肌にやさしい洗剤」とありました。

              要するに 銑Δ泙任亘葉集などの用例を用いてまず語源から押さえた上で、最後に現代訳の語釈にたどり着いているわけです。こういう書き方だから過去の用例から何となく歴史をたどっているように感じる、「読み物」という風に感じるのかもしれません。

              ですから、これといった調べる目的語がなくても、さらさらっとめくって開いたところに目を落とすだけで何かが引っかかってきます。とは言いながら本棚からこの重量のあるものを下ろしたり戻したりするのは簡単ではありませんが・・・

               

              posted by: ちあやほーぶん | - | 05:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              「罰」の読みは、「ばつ」と「ばち」
              0

                前回の世界文学全集に出てきたロシアの文豪ドストエフスキーの代表作「罪と罰」の内容ではなくタイトルについてです。「罪」は「つみ」しか読めませんが「罰」は「ばつ」と「ばち」の二通りの読み方ができます。そこでさっそく広辞苑・第七版で調べてみました。

                まず「罪」の意味は「法律にそむく行い」とあり、用例として「殺人の罪をおかす」「罪に服する」とあります。又、それ以外にも「罪をつぐなう」「罪を告白する」「罪な事をする」「罪を着せる」「罪がない」などの用例も載っています。

                そして問題の「罰」ですが、まず 「ばち」は/席が人の悪行をこらしめること、用例「ばちがあたる」。悪事のむくい、たたり。次に「ばつ」と呼んだ場合の意味は、罪またはあやまちのある者に対するこらしめ、しおき。用例は「ばつを受ける」「ばつとして掃除をさせる」などと書かれています。

                 

                こうした同じ漢字でも読み方によって意味が異なる言葉は日本語にはたくさんあります。この辺りも海外からの留学生たちが苦労する一因のようです。この長編小説も「つみとばち」ではタイトルと内容がそぐわなくなってしまいます。

                 

                そうこうするうち、再び広辞苑の話しが出ました。うちのかみさんが携わっている視覚障がい者のための点字図書館の音訳講座で出た話だそうです。この春先の季節の変わり目は寝具のふとんに苦労します。羽毛ぶとんでは暑すぎたりタオルケット一枚では寒かったりと。その「羽毛ぶとん」のことです。広辞苑には「羽根ぶとん」はあるが「羽毛ぶとん」はない、どうしてなのか、とチーム内で話題になったそうです。広辞苑をひくとまず「ふとん」は「綿・わら、またはパンヤ・羽毛などを布地でくるみ、座り または寝る時に敷いたり掛けたりするもの」という説明です。そして「羽根ぶとん」は「鳥の毛を入れて軽く作ったふとん」とあり、「羽毛」の項目はありますが確かに「羽毛ぶとん」はありませんでした。(ちなみに手元の三省堂国語辞典では「羽根布団」の他、「羽毛」の説明文の中に「羽毛ぶとん」が出ていました)

                私もそうですが、何となく「羽根ぶとん」より「羽毛ぶとん」の方がより軽くより暖かそうな感じ、そうですね語感からくる微妙な違い?普段日常生活で何気なくそう感じながらいつも使っている言葉が載っていない?と話題にのぼったのではないかと思いますが辞書を作る人も大変です。

                posted by: ちあやほーぶん | - | 07:42 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                狎こκ験愾棺賢瓩噺世┐
                0

                  ここで書いたように「かならずお返事 書くからね」という本を我が家の中学2年の孫に読むように手紙で薦めてみました。まだ返事はきていません。今の中学生に400ページを超える分厚い本を読めというのは中々大変でしょうね。

                  実は私自身、中学入学時に同じような体験をしていたので薦めてみたのです。

                  中学1年の担任の先生が国語の女の先生で、クラス全員に家にある本を書き出してきなさい、と最初に宿題を出されました。私は6人兄弟の一番下の子どもでしたので貧しい家庭ながら「世界文学全集」というどっしりと分厚い全集ものがありましたのでそれを書いて出しました。するとその先生は内容が理解できなくてもいい、読むだけでいいからとにかく何冊も読みなさい、というのです。引揚家庭で日々食べる物ものにも事欠くような貧乏生活を送っていた当時の中学生には全く理解できない、同じ人間・世界とは思えない、信じられない夢のような物語りがそこに綴られていました。

                  その時の全集はというと、ドストエフスキーの「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」、チェーホフ「桜の園」、モーパッサン「女の一生」、トルストイ「戦争と平和」などです。漢字さえまだまともに読めない中学生にとってこれは大変なことでした。中でもマーガレット・ミッチェルの「風と共に去りぬ」は今でもうっすらと内容を思い出せるほど刺激的でした。

                  要するにその先生は狷表餃瓩僚慣を身につけさせよう、文字や活字により多く触れさせようとしたのでしょう。おかげでそれ以降、抵抗なく活字に接することが出来るようになり、新聞さえ(内容理解はともかく)読むようになったのです。

                  その延長で、高校時代に読んだ五味川淳平の「人間の条件」にはすごいショックを受け、当時の60年安保にのめり込みました。まあそれはともかく、こういう体験がその後の人生に大きな影響を与えたのは確かです。

                   

                  ところでこの「世界文学全集」ですが、ネットで調べてみて最初に出てきたのが河出書房新社から発行された池澤夏樹=個人編集「世界文学全集」でした。この全集、この出版不況の時代にあって何と40万部も売り上げたとあります。こんなことがあるのですね。かっては「読まずに飾る」といわれた全集がです。ここで取り上げられている作品はといいますと、ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」、マリオ・バルガス「楽園への道」、ミラン・クンデラ「存在の耐えられない軽さ」からジョセフ・コンラッド「ロード・ジム」まで全30巻、中には先日亡くなった石牟礼道子「苦海浄土」も入っていました。

                  この記事には驚きました。だって私の頭の中の「世界文学全集」はこの年になるまでづっと前述した「風と共に去りぬ」など1940年代や1050年代の作品群しかなかったのです。考えてみると当たり前ですよね、膨大な書物の中から、その時代に求められる必読書を全集として出版する、しかも選者によっても違ってくる、のですから。

                  大切にしてきた宝物のような全集が古本屋さんで二束三文に扱われたと憤慨していた友人がいましたが、いくら立派な全集でも時代が違うと買い手がいない、魅力がないということです。今回その辺りが少し理解できました。

                  さて我が家の本やレコードもそろそろ整理しなければならない年齢になりました、どこから手をつけたらいいものか。

                   

                  posted by: ちあやほーぶん | - | 06:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  久々の狎こγ録洵
                  0

                    前回の本「かならずお返事 書くからね」の主人公ケイトリンが住んでいたアメリカ・ペンシルベニア州のハットフィールドという町は北米東海岸のフィラデルフィアから65キロほど離れた中産階級が住む小さな町、もちろん日本の高校で使う世界地図に載るような町ではありませんが一応どのあたりか。

                    又、もう一方のペンパル仲間マーティンが住んでいるアフリカのジンバブエという国はどこにあるのかを確かめるため、久しぶりに世界地図を開きました。

                    そしてついでといっては何ですが、すっかりファンとなった大谷翔平選手が所属している大リーグ「エンジェルス」の本拠地、ロスアンゼルスの南にある「アナハイム」。さらについ最近新聞記事に出ていたインド洋の島国「モルディブ」、記事ではこの国で気候変動に取り組む国連職員の日本人女性が紹介されていました。

                    子どもの頃から目的もなく地図を見るのが好きで、地図を見ながら知らない土地をいろいろ想像していました。旅番組が世界中をくまなく案内してくれる今では、何となくでもその国や地域を思い浮かぶことができますが、昔はそんなものはありません。紙の上の地図に書かれた地名や色、山や川などから勝手に想像するのです。こうして久しぶりに地図を前にするとワクワクします。

                     

                    「かならずお返事 書くからね」という本の主人公が住んでいたのは

                    大西洋に面した北米東海岸の南からワシントン・フィラデルフィア・

                    ニューヨークという3大都市のうちフィラデルフィアに近い小さな町、

                    ペンシルベニア州の「ハットフィールド」

                    ケイトリンのペンパルのマーティンが生まれ育った国、アフリカの「ジンバブエ」

                    アフリカ大陸の南部の国で、南に「南アフリカ」、北に「ザンビア」、

                    西に「ボツアナ」、東に対岸にマダカスカル島をみる「モザンビーク」

                    首都は「ハラレ」、その他「ヴィクトリア川」や「ザンベジ川」など

                    大リーグで連日快進撃を続けている大谷翔平選手が所属しているエンジェルスの本拠地、

                    北米西海岸カリフォルニア州ロスアンゼルス郊外の「アナハイム」。

                    ここにはディズニーランドもあるので、絶対に宝くじを当てて応援に行くと

                    TVのエンジェルス戦の大谷の活躍ぶりを見ながら騒いでいるうちのかみさん。

                    このGW期間中、そのTVのエンジェルス戦のスタンドにはものすごい数の日本

                    からの応援団、海外から帰国する空港での多くの観光客、経済的に豊かな日本人は多い

                    インドの南東海上の島国「モルディブ共和国」

                    この国で気候変動に取り組む国連職員・野田章子さんの記事が新聞に。

                    世界的なリゾート地だが地球温暖化による海面上昇で、この国でも

                    浸食が進んで土地がなくなったり、地下水が飲めなくなっているという

                    posted by: ちあやほーぶん | - | 06:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    タイトル「かならずお返事書くからね」
                    0

                      中学1年の新学期が始まってすぐ、学校の課題で外国に住む同年代の子と文通を始めることになったアメリカの少女・ケイトリン。文通相手に選んだのはそれまで聞いたこともないアフリカのジンバブエという国に住んでいる少年・マーティンでした。旺盛な好奇心を持った裕福な家庭のケイトリンとアフリカのジンバブエの中でも極貧地域に住んでいる2歳年上の才能ある少年・マーティンの二人は文通を通して友情を深め、それぞれが成長していくとても興味深い物語です。

                      全く環境の違う世界に生きる人間同士が手紙を交わす中で互いに人間としての視野を広げ成長していく、又 親と子の信頼・尊重を通じて伝わってくる家族の絆、という重要なテーマを持って話は展開します。本当にハラハラドキドキのストーリーでした。

                      まず、主人公2人の生きる環境が違い過ぎます。アメリカのケイトリンの家は裕福な家庭で少しはその家庭環境は想像できますが、対してマーティンは政情不安な貧しい国の中でも最もひどい地域に住み食べるものにも事欠く毎日を送っている少年です。アフリカには貧しい独裁国家がいくつかありますがこの物語は実話です。当時のジンバブエではムガベ大統領が独裁体制をしき隣国コンゴへの派兵に専念するあまり国内の経済・医療・教育などは悪化の一途をたどり、世界最悪といわれたハイパーインフレの中、国中が大混乱に陥っていた時の話しです。この2人をつなぐ手紙にしてもマーティンには切手代すらありません。しかし困難を乗り越え、何とか文通が続いた結果、互いに成長していきます。ずば抜けて優秀な頭脳を持ったマーティンの留学のため途中からケイトリンの母親が奔走しますが、そこに親と子の家族の絆という重要なテーマもからんできます。アメリカの少女とジンバブエの少年の手紙のやり取りから始まったこの書籍は児童書として扱われていますが大人が読んでも虜になる感動の実話です。我が家の中学2年の孫にもぜひ薦めたいと思いました。

                      posted by: ちあやほーぶん | - | 06:53 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |