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「已む」を読めますか?
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    憲政史上初の儀式での安部首相の発言「願っていません」が問題になっています。

    4月30日に行なわれた「天皇退位礼正殿の儀」という重要な場で国民を代表して読み上げた「国民代表の辞」の末尾「末永くお健やかであられますことを願って已みません」の個所で「あられますことを願って」まで言って一瞬口ごもり、その後「あられますことを願っていません」と言葉にしたのです。これでは趣旨が全く反対の意味になってしまいます。

    「願ってやまない」の「やむ」は「已む」と書きます。十二支の「巳」と紛らわしい字なので、一瞬何と読むのかためらって「願っていません」と言ってしまったのでは、というのが識者の解説でした。でもおかしい、十二支の「巳」は「み」と読み「へび」の事で、「い」と読めるのは「亥」で「いのしし」のことです。ということは「巳」ではなかったか、あるいはこの字を読み間違ったかです。更にここもおかしい、「已む」は「已みます」その否定が「已みません」なので、送り仮名の「み」が入ります。「やみません」の「み」が抜けた「已ません」と書かれていたならあり得るかなとは思いますが天下の官僚がそんなミスをするはずはないし、こういう場では頻繁に使われる言葉です。そうなると一瞬の心の透き間から首相の本音がぽろっと出てしまった?まあこのケースでそんなことはあり得ないとは思いますが、何せ前天皇ご夫妻が沖縄に何度も足を運ばれたりパラオにまで行ったりするのを苦々しく思っていただろうと推測される安部首相です。いろいろ勘ぐられても仕方ないでしょう。ネットでは「漢字が読めなかった」はいい方で「江戸時代なら打つ首」だとか「戦前なら不敬罪だ」などすごい言葉が飛び交っています。

     

    ちなみに、こんな機会でもないと調べない「已む」という単語は

     

    「已む(やむ)」

     ,垢辰り終わりになる

       「倒れて後 已む」

     

    ◆_爾紡脳辰靴慮斥佞来る

         ↓

       そうしないですむ

       「やむなく」「やむなし」「やむをえない」

     

     「やむにやまれぬ」 そうせずにはいられな

      「やむにやまれぬ事情があって欠席した」

     

    とあり、漢字ではなじみが薄いが平仮名ではごく普通に使っている身近な言葉でした。

     

    この首相は昨年も国会答弁で官僚が書いたであろう漢字「云々」(うんぬん)を堂々と「デンデン」と読んでいる方です。私たち昭和の人間は優秀な子どもを「末は博士か大臣か」と言っていたものですが、その大臣、今では非常識な言葉は口にするし人間性を疑うような行動はとるしと信じられない言動で問題を起こしています。よくこんな人を選挙で通したものです、地元の人たちは。そのトップにいる人だからこんなことをやってしまう、悲しいことです。本当に下読みもなし、チェックもなしにこれほど重要な仕事をするのですか、民間では考えられない。私らも表彰状を渡すとき初見で読みますが事務方が受賞者の名前のルビを鉛筆で書いた付箋をつけてくれます。今回の文書はこういう公の場合ではよく使われる「已みません」という漢字ですし「云々」もまさか読めないとは事務方の官僚も思っていなかったので「るび」を振っていなかったのでしょう。とはいえ前もって目を通すのは常識だしそんなこともやってないとしたら、長期政権ゆえの箍の緩みは救いようのないところまで来ている。

    普段、言葉のセミナーで文字を音声化する時は絶対に「読まない」で「伝えましょう、話しましょう」と繰り返し口にしています。もちろん余程の時でない限り牴柴匹澂瓩鷲須です。当然、危ない文字にはるびを振ります。その上で内容を自分のものにし自分の言葉として伝えていたらこんなお粗末な結果にはならなかったでしょうに。気持ちがこもっていない言葉は軽薄なところで止まってしまいコミュニケーションが成立しません。国会でのやりとりを含め、いろいろな意味で今の日本の政治状況を暴露した事件だと思いました。この件に対しメディアはあまり取り上げないしご当人も何も言いません、そこも不思議です。ネットには「メディアも恥ずかしくて報道できないのでは」という声もありましたがその根底の取り組み方は問題にすべきではないかと思いますが。

     

     

     

     

    posted by: ちあやほーぶん | - | 07:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    平岩弓枝さんの世界
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      時代小説というと平岩弓枝さんの作品もよく読みます。そして彼女の作品はTVで見る機会も多いですね。TVというと現役時代はモニターも兼ねていて今よりもっと多くの時間見ていました。しかし最近はスポーツ以外、本当に見る機会が減ってしまいました。どのチャンネルも食べ物・旅・ゲームなど同じような番組ばかりです。そこで時々見たい番組が終わったあと、気がつけば時代劇専門チャンネルで藤田まことの「剣客商売」や長谷川平蔵の「鬼平犯科帳」、そしてこの平岩弓枝の「御宿かわせみ」を見ているという訳です。

       

      この御宿かわせみ傑作選「初春の客」は表題の作品を含めた9つの短編から成っています。いずれも主人公の神林東吾と相思相愛の娘・るいを中心に物語が展開されますが、お互いを思いやる人の情けがストーリーの底に流れています。また剣術道場で師範代を務めるほどの剣の腕をふるって子ども時代からの親友の八丁堀同心の探索を手伝う東吾の捕り物活劇も読む人を引き付けます。どの作品からも江戸時代、というより日本人の心の奥底にある狄佑両陲鵜瓩じんわりと伝わってきます。現代もののミステリーとはまた違った引力がこうした時代物には働いているようで、一冊読み終えるまで一日が終わりません。という意味ではこうした短編集というのもいいですね。神林東吾の凄腕に見惚れながら、いつの間にかほんわか心が温かくなっている、そこが平岩弓枝という作家の魅力なのでしょう。

      posted by: ちあやほーぶん | - | 07:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      大分駅北口の陶板画
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        時間があればいつも本を読んでいます。だいたいミステリーものが中心ですが結構、時代物も好きでつい最近江戸時代の絵師・狩野永徳を主人公にした山本兼一さんの「花鳥の夢」を読んでいた時にふと思い出したのが大分駅北口の壁に飾られている2枚の陶板画でした。

        合戦図や時空の混在、さらには画面を埋めつくすように描き込まれた街の鳥観図などの作風で知られる現代美術家・山口晃さんが原画を手掛けた陶板画です。JR大分駅北口の外壁に設置されていますがお気づきですか?

        陶器の板に絵を焼きつけた2枚の陶板画。まず駅に向かって左側が2017年に設置された「九州鉄道駅中駅外図」という作品で、駅ビルのにぎわいやJR九州の豪華列車「ななつ星」などが描かれています。向かって右側は2018年に設置された「島尽鉄道図(しまづくしくろがねのみちず)」と題する画で、線路上に家々やビルが1つの列車のように連なって描かれています。両作品とも縦120僉横80僂離汽ぅ困任垢何せ建物全体の大きさから見ると小さくみえます。しかし近づいてよく見るととても繊細な俯瞰図で、駅ビルそのものを描いているわけではないのにどことなく あ、これは大分駅のビルだなと分かる左の「駅中駅外図」、そして見覚えがありそうな建物やお寺が線路を中心に集まっている右の「鉄道図」。現代の美術作品なのに何となく江戸時代の日本画を思い出させる雰囲気を漂わせていて、宗麟公・ザビエル像や路面に描かれたプランシウスの世界図と共に猖後・Bungo瓩旅颪留悗世箸いΔ海箸伝わってきました。

         

        「九州鉄道駅中駅外図」

        「島尽鉄道図」

        直径11mの磁器タイルのペトルス・プランシウスの世界地図

        JAPANの他、5つの都市名、その一つに爍ungo

        posted by: ちあやほーぶん | - | 07:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        大塚東洋さんのライブ
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          ずいぶん昔からの知り合いに大塚東洋さんというアマチュアミュージシャンがいます。串焼き屋さんを営み、その店で故・伊太刀山伝兵衛さんのライブを開き、プロレスのプロモーターとして活躍、もちろんご当人も弾き語りで歌います。シンプルにとつとつと歌うオリジナル曲には心が和みます。そんな彼がカナダへ移住したあと、あちらで病に倒れ大分に戻ってきました。大病を患ったので後遺症が残りリハビリを送る毎日ですがそんな彼の一番の療法は自分の歌をその時の体調に合わせて唄うことです。ハンディを負った彼を元気づけようと彼のライブには時間が許す限り出向いています。一人でも聞いいてくれる人が多いと気分も盛り上がるし健康にもいいですものね。今回は大分市東野台のトキハインダの1階にあるライブスタジオ「Seene」が会場でした。この日の東洋さんは新曲を含め5曲歌いましたがギターをかき鳴らす姿から生命力を感じ取れました。彼にとってこの活動が前に進むための大きな原動力になっているのがよく分かります。たださすがに4曲目あたりからスタミナが切れたようで声のパワーが一気に落ちていったのが気になるところです。声は徐々にでなくなっているが曲は次々にできているそうです。身体の機能の活性化のためにもぜひたくさん作って長く歌ってほしいと願っています。

          次に登場したのはふきのとうやオフコース、浜田省吾などのカバー曲を歌っている「TOPPO]さんです。5月の季節を歌ったプロのみなさんの曲を自分流にていねいにカバーして歌っていました。家庭的なあたたかな感じです。

          そしてこの日のトリは、年間100本以上ライブをこなしているという「翔べセイコー」さん。そういえばこれまで何度も彼の名前を目にしたことがあります。以前一度しっかり聞いたこともありました。正確で巧みなギターワークと伸びのある高音域の声、とても65才とは思えないエネルギッシュなライブでした。また歌う曲がいいですね。「部屋に感謝」に始まり、その日の会場のライブハウスを歌った「癒しの空間」、80代のおばあちゃんの詩に曲をつけた「リンドウ広場」などストリー性にあふれた7曲のオリジナルはプロはだしの迫力で聞く人々に迫ってきました。プロアマを問わず生演奏というのは生きた音楽ですね。

           

          狢臘妖賤劉

          当人もミュージシャン、ライブハウス「シーン」マスターの三浦雄太さん

          爍圍錬丕丕廊

          琅討戞.札ぅ魁辞

          posted by: ちあやほーぶん | - | 09:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          中島みゆき、映画「夜会工場」
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            フォーク歌手、今でいうシンガーソングライターですが、1970年代から今もなお現役として最前線で活躍している人はたくさんいます。ただ年齢と共に声がでなくなり音程を下げざるを得ない人がいる一方、若い頃の音程を保ったまま伸びやかな声を響かせている人々もいます。そうした歌姫の一人が中島みゆきさんです。デビュー当時の芯のある溌溂さは若い頃とはまた違った形で今も年相応に表現されていて私たちの心をつかんで離しません。ご当人が歌うというだけでなく彼女が作った曲は多くのミュージシャンにも提供されていて中島みゆきの音楽世界という芸術品を世に送り出しています。その彼女が30年前の1989年から始めたライフワーク、彼女自身が原作・脚本・作詩・作曲・歌・主演・演出を務める1か月にわたるロングラン公演の猝覯餃瓩郎では東京だけでしか行われていません。そのかわり我々地方に住む人に対しては劇場版という形で映像化された作品が毎年スクリーンで紹介されており私も楽しみにしてきました。今回の最新映画の大分での公開が始まったその日の夕刊のトップニュースは「CDアルバム、年間生産1憶枚割れ」という見出しの記事でした。インターネット配信の聴き放題に音楽の楽しみ方が様変わりしている現状を伝えたものです。確かにCDの売り上げは下がっていますがミュージシャンのライブ会場へ足を運ぶ人は増えています。私もダウンロードした曲を聞いたり、講座で使う朗読作品の読み方を確認するためユーチーブで調べたりします。ただパソコンのスピーカーは貧弱なので確かめるには問題ありませんが曲を聞くには物足りません。また、スマホのイヤホーンから聞こえる音とは臨場感が違いますので大きなライブ会場や小さなライブハウスに行って生で音楽を楽しむ人が増えているのでしょう。それと同じ理由で映画での音楽もの(最近ではボヘミアンラプソディーが大ヒットしましたが)が好評なのではないでしょうか。

            この映画、中島みゆき『夜会工場 VOL2』は1989年にスタートした彼女のライフワーク「夜会」の30年の歴史の中から19作品の場面をダイジェストコンサートしたもので全29曲が収録されています。2部構成のステージは立体的な作りで、彼女の所属するヤマハがバックにいるだけに周りのボーカルやコーラス、それに何といっても楽器の奏者がすごい、また録音もすばらしい。密度の濃い2時間の音楽空間にひたりきっていました。東京でのチケットは手に入りませんが地方にいてもこうして劇場の中で猝覯餃瓩諒薫狼い鯡わえます。大分市内のシネマ5bisで公開中。

            posted by: ちあやほーぶん | - | 07:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            初めて!GWにブーゲンビリア咲く
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              先日終わった10日間ものGW,期間中東京では季節はずれの大粒の雹が、しかも地面が真っ白くなるほど大量に降ったと大騒ぎしていました。やはり地球上の気象がおかしくなっているのでしょうか。そして我が家でも珍しいことが、この時期としては初めてブーゲンビリアが咲きました。南向きの玄関横に植えられている濃い紫とオレンジ色の2種類のブーゲンビリアはこの20年以上、年末に色づきはじめアロエの風変わりなオレンジの花と共に新しい年を迎えてきました。例年だとこの時期は花も葉も落ちますので根元近くで切って処分しています。その後、新しい芽が出て翌年いつものように3メートル以上伸びるということを繰り返してきました。実はその処分というのが大変なのです。あの鋭いトゲは強烈です。しかも枯れて固くなったトゲのついた木は武器にもなりそうなくらいの代物で軍手してても手にあまります。枯れてしまうと固くて往生しますので枯れる寸前に小さく切って処理します。ゴミ収集の方にトゲの迷惑がかからないようビニール袋の内側に厚手の紙をぐるっとまくように入れその中に木片を入れていきます。という作業を毎年繰り返していましたが今年は全く状況が違ってきました。今現在、また又、盛夏をイメージさせるような鮮やかな濃い紫とオレンジの花が咲いています。そもそもブーゲンビリアという花は熱帯の植物ですよね。それなのに我が家では長い間づっと冬に咲いていました。屋内ではなく外にです。いくら南向きとはいえ不思議だったのです。今回の件で調べてみると実は寒さにも強く霜が降りない地域では戸外でもよく冬越しする、また開花時期は4〜5月と10〜11月だと知りました。ということは今が正常だということなのでしょうか。原産地の中南米では1年中咲いている花ですが日本では中々環境に会わなくて、夏は逆に暑すぎて花がつきにくいところもあるという説明もありました。

              ブーゲンビリアとうと情熱の赤を思い浮かべますが白や黄色など色は変化に富んでいるようです。3メートルもの範囲に鮮やかな色彩がパッと広がっていてご近所の皆さんの足もつい止まるようです。さて、こうなると今年はどう対応すればいいのやら。

               

              posted by: ちあやほーぶん | - | 07:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              話題の映画 『ROMA ローマ』
              0

                この作品は動画配信大手のネットフリックス加入者のみがTVモニターで見ることが出来る映画でしたので、もともとは映画館では見られない映画でした。ところが多くの映画祭で賞を受賞するなど評判となり、ついに劇場公開れされることになったものです。この作品はヴェネチア国際映画祭で最高賞を受賞、アカデミー賞では最多の10部門ノミネートされ監督賞・撮影賞・外国語映画賞を受賞した他世界中の映画祭で数々の賞を受賞しています。

                しかしネット加入者だけがTVモニターで見ることができる作品なのでこれはTVである、だからテレビ界の栄誉であるエミー賞に候補入りするのはいいが映画界のアカデミー賞には当該しない、という反対論もあってもめています。実はこの作品も当初は映画会社に持ち込まれましたが配給が付かないため見送られ、結局はネットフリックスが製作して完成させたものです。というように商業的成功にはリスクが大きいと大手映画会社が手を引くような作品にネットフリックスが製作費を出しているのが現実なんだそうです。しかも今後、大手映画会社も動画配信事業に乗り出そうという動きもあり事をより複雑にしています。

                 

                という諸々の話題の中、大分市のシネマ5bisでこの映画の公開が始まり、騒動の元となった映画をみたいと早速足を運んできました。タイトルのローマはイタリアのローマではなく、監督が育ったメキシコ市内の上・中流階級が住む住宅地の地名です。そこに暮らす家族と主人公の先住民のお手伝いの女性との日々が描かれています。1970年代初めの都市を再現するためのセットや大掛かりな撮影のための膨大な製作費は見ていて予測がつきます。これではメジャースタジオが二の足を踏むはずです。

                画面はモノクロ、言葉はスペイン語、デジタルではなくフィルム使用、大画面で正面からはもちろん左右のスピーカーからも音が聞こえごく小さな虫の音や生活音などもしっかり伝わってきます。上映が始まってすぐ左側から何やら人の声が聞こえてきて、それも誰かがしゃべっている小さな声で場内の何人もが思わず声のした方に顔を向けましたがそれは左側のスピーカーからの音声でした。それほど音を大事に扱っています。これだけの作品をTV画面サイズで見るのはもったいないしここまでの音の効果は伝わらないでしょう。やはりこの映画は大画面の映画館で観る必要があります。なのですが、街の雑踏や人々の叫び声に近い会話、クラクションや音楽隊のパレード音など全編が音の洪水で、普段静かな環境の中で生活している私個人にとってはいささか疲れを感じる作品でもありました。まあいずれにしてもご自分の目と耳で確かめてみてください。

                それにしても劇場で上映される映画は著作権さえクリアされればTV画面でみることができるし、TV用に作られた作品も質によっては劇場で上映することは可能ですよね。要するに映画館に足を運ぶ人が減ってきているので映画館に行くという文化を何とか守りたいということなのでしょうか。

                 

                posted by: ちあやほーぶん | - | 07:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                「言霊(ことだま)の幸う(さきわう)国」
                0

                  言葉の講座や朗読の講師をしている関係で、言葉に関する時代の流れや国の方針などにはいつも気をつけています。そこでチェックしているのが文化庁が発表する「国語に関する世論調査」です。いつもデータを調べているわけではありません。最近では2016年の「ら抜き言葉」に関する調査結果を調べました。その時は5年に1回、調査していると書かれていましたので何となく次は5年後の2021年だと思い込んでいました。「ら抜き言葉」に関しては5年毎でしたが期間は決まっていないという事に今回ネットで調べていて初めて気がつきました。現在掲載されている最新情報は昨年9月に発表された平成29年度の「国語に関する世論調査」の結果で、調査項目は「国語や言葉への関心」や「メールの書き方」「新しい表現や慣用句等の意味・言い方」などの6項目です。その第一項目にあったのが「日本語を大切にしているか」という質問でした。

                   

                  1)国語や言葉への関心

                  ・日本語を大切にしているか

                   

                         大切にして  「大切にしている」 どちらとも  大切にしている

                         いる      と思う      いえない   と思わない             

                   H29年  24.4%   40.5%    26.8%   7.2%

                   

                   H27年  34.9%   43.6%    16.4%   4.9%

                   

                   H20年  38.1%   38.6%    18.4%   4.5%

                   

                    *「大切にしている」と思う以上の人が10%以上減っている

                     「思わない」人が増えている

                      (この例でみても何年毎という決まりはないようだ)

                   

                  5)外来語についての意識

                   ・(a)漢字を用いたほうがいい (b)カタカナ語を用いた方がいい

                   

                   1、(a) 指 針        39.8%  (b)ガイドライン    33.2%

                   2、(a)作業部会        39.0%  (b)ワーキンググループ 33.0%

                   3、(a)  共同事業体         78.8% (b)コンソーシアム      7.6%

                   4、(a) 訪日外国人旅行者 65.9%   (b)インバウンド      13.5%

                   5、(a)  追跡調査          65.9% (b)フォローアップ      14.4%

                   6, (a)  意見公募           58.0% (b)パブリックコメント   17.0%

                   

                    *英語でないカタカナ語より、まだ漢字の方が分かりやすい?

                   

                   

                  6)新しい表現や慣用句等の意味・言い方

                   

                               聞いたことがない 聞いたことはあるが 使ったことがある

                                        使ったことはない

                   1、ほぼほぼ完成している  31.0%   41.2%     27.3%

                          *40代以下では4〜6割が「ほぼほぼ」を使っている

                   

                   2、開始の時期を

                     後ろ倒しにする     42.5%   44.5%     12.3%

                   

                   3、上から

                     言い方をされた      4.8%   37.2%     57.4%

                   

                   4、彼とは

                     タメ口で話をする    12.6%   35.2%     51.4%

                          *30代以下では8割以上が「タメ口」を使っている

                   

                   5、ガチで勝負をする    11.1%   46.9%     41.0%

                          *20代以下では7割以上が「ガチ」を使っている

                   

                   6、自分から

                     立ち位置を確認する   10.1%   40.5%     48.5%

                          *20〜30代で7割が使っている

                   

                             ↓

                      ・「ほぼほぼ」なんていう言葉が使われているのを初めて知りました

                      ・「タメ口」や「ガチ」はそれなりの結果と受け取れましたが

                       「上から目線」「立ち位置」などは文章の中で見かける印象が

                        強かったのでこんなに多くの人が使っている現実にびっくり

                      ・それにしても最初の「日本語を大切にしている」人が減ってきた

                       という結果には、やっぱり、と同時にこれは問題だと思いました。

                       ネットやITの進化と共にますます言葉を必要としなくなっています。

                       しかし日本人にとっての猜豸讚瓩蓮崙本語」ですよね。

                             ↓

                       万葉集の「令和」の出典と同じ巻五に、日本を「言霊(ことだま)の

                       幸う(さきわう)国」とうたった山上憶良の詠があるそうです。

                       これは、言葉に豊かな力が宿る国、という意味だそうです。

                     

                       「幸う」という単語になじみがなく、三省堂の国語辞典で調べて

                       みると「さきわう」:幸福になる、さかえる

                                 (発音は「サキオー」とも)

                       そして例文にもありました『言霊の幸う国』が。

                   

                   

                  posted by: ちあやほーぶん | - | 07:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  今年も サクランボの季節
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                    何年間も庭のサクランボが野鳥の標的になっていて私たちの口に入らない年が続いていましたのでホームセンターで売っているネットを少しかけたところ、昔ほどではありませんが少しは赤く熟すまで残るようになりました。毎年、まだ熟れていない実さえ一晩で野鳥の大群に食べつくされていました。まだ青く小さいと思っていた実が気温の上昇などの影響で気がつけば大きく白く、次にはピンクに、そして真っ赤に、と気になった頃2羽のムクドリがサクランボの木に止まっているのに気がつきました。あわてて少しですがネットを木の上にかけたところムクドリやヒヨドリは警戒してかあまり見かけなくなりましたがスズメたちは一向に気にする様子はありません。熟れて地上に落ちた実までついばんでいます。そんな中、1回目は一人で脚立を使って30個前後を収穫。その後のGW期間中、我が家に来ていた2才の孫娘と一緒に庭へ。その幼子に昆虫採集の網をもたせ脚立の上でちぎったサクランボの実を網の中へ。網の中の実はかなり鳥たちに食べられたあとが残っていましたのでそんな実やまだ熟していない実を取り除いて、そうですね、50個くらいでしょうか。1回目のサクランボがまだ冷蔵庫に残っていましたので孫と収穫した2回目の実は孫の家へ持って帰ってもらいます。孫も今年の8月には3才、孫の母親がそうであったように庭の果物の思い出は一生残ることでしょう。数日間一緒にいる孫と公園に行ったり散歩したりと平成から令和へ代った今年の我が家のGWも穏やかに過ぎています。

                     

                     

                    posted by: ちあやほーぶん | - | 07:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    つつがなく 平成から令和へ
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                      今日 午前0時をもって新しい天皇が即位されました。そして午前10時半から皇居・宮殿で皇位引き継ぎの儀など諸々の国事行為が行われます。これまでのところつつがなく皇室のしきたりは執り行われていますし国民も心からの祝賀の念をもって見守っています。よその国ではテロなどぶつそうな事件が起きたりしていますが私たち日本に住む人々は今回の国事行為に異を唱える人はいないようですのでこのまま平穏に令和の時代へ移行してほしいものです。

                       

                      さてさてGWの真っ最中ですがお金と時間に余裕がない方もたくさんいらっしゃるでしょう。そういう皆さんに今日のような雨の日に最適な近場をご紹介します。それが日本の切り絵アートの最高峰、日本を代表する切り絵作家11人の作品群の展覧会で、大分市美術館で6月9日まで開催されています。大分アート展のチラシの図録の絵は変わっていましたが11人の作家の110点のこの展覧会を実は去年の同じ頃、九州で初めて福岡県立美術館で開かれたときに見に行っていたのです。今回は地元の美術館に初登場というのでまた又喜び勇んで会場にまいりましたが、何とここには11人の作品の他、うれしい事に大分の切り絵作家、中島眞一さんと渡邊友香さんお二人の作品、あわせて16点も展示されていました。

                       

                      世界各地で古くから伝統工芸として発展してきた切り絵。特に中国では1500年以上の歴史があり南北朝時代にはお祝いの飾りとして切り絵を楽しんでいたのだそうです。また、ヨーロッパの北欧では農家の女性の冬の娯楽として受け継がれてきて、北欧家具の人気の高まりと共にインテリアとして切り絵を楽しむ人が増えていったそうです。

                      一方、日本では高千穂神楽で飾られる「彫り物」など祭事で神域を飾るものとして白い和紙を切って制作されていました。その後「伊勢型紙」など染物の型紙として和紙を加工した型地紙に彫刻刀で彫る技術が誕生しその繊細で美しい模様は今も多くの人々を魅了し続けているというわけです。

                      糸のような繊細な切り絵があったり、1枚の紙で独創的な立体的な構造物を作り接続するところは紙の糸で縫い合わせるという凝った作品まであります。会場で放映されていた制作中の作家の動きはとてもじゃないが真似できるような代物ではありませんでした。気が遠くなるような作業が延々と続きます。日本人は手先が器用な人が多いといわれますがいくら手先が器用でもあそこまで精神を統一しておかなくてはならないとは。ハサミやカッターだけで無形のものから有形の芸術品を切り出していく、器用さに加えその人の性格が強く影響しているように思えてなりませんでした。本当に息を呑む繊細美、お見事です。

                       

                      関口コオ

                      酒井敦美

                      蒼山日菜

                      代表作の文字の切り絵、この作品シリーズは

                      世界中で高い評価を受け、数々の賞を受賞する

                      渡邊友香「Princess」

                      渡邊友香「蜘蛛の糸」

                      芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の文字を切り抜き

                      タイトル・作者・内容を1行づつ天井から吊るす

                      渡邊友香「秘密」

                       

                       

                      posted by: ちあやほーぶん | - | 08:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |