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話題の映画 『ROMA ローマ』
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    この作品は動画配信大手のネットフリックス加入者のみがTVモニターで見ることが出来る映画でしたので、もともとは映画館では見られない映画でした。ところが多くの映画祭で賞を受賞するなど評判となり、ついに劇場公開れされることになったものです。この作品はヴェネチア国際映画祭で最高賞を受賞、アカデミー賞では最多の10部門ノミネートされ監督賞・撮影賞・外国語映画賞を受賞した他世界中の映画祭で数々の賞を受賞しています。

    しかしネット加入者だけがTVモニターで見ることができる作品なのでこれはTVである、だからテレビ界の栄誉であるエミー賞に候補入りするのはいいが映画界のアカデミー賞には当該しない、という反対論もあってもめています。実はこの作品も当初は映画会社に持ち込まれましたが配給が付かないため見送られ、結局はネットフリックスが製作して完成させたものです。というように商業的成功にはリスクが大きいと大手映画会社が手を引くような作品にネットフリックスが製作費を出しているのが現実なんだそうです。しかも今後、大手映画会社も動画配信事業に乗り出そうという動きもあり事をより複雑にしています。

     

    という諸々の話題の中、大分市のシネマ5bisでこの映画の公開が始まり、騒動の元となった映画をみたいと早速足を運んできました。タイトルのローマはイタリアのローマではなく、監督が育ったメキシコ市内の上・中流階級が住む住宅地の地名です。そこに暮らす家族と主人公の先住民のお手伝いの女性との日々が描かれています。1970年代初めの都市を再現するためのセットや大掛かりな撮影のための膨大な製作費は見ていて予測がつきます。これではメジャースタジオが二の足を踏むはずです。

    画面はモノクロ、言葉はスペイン語、デジタルではなくフィルム使用、大画面で正面からはもちろん左右のスピーカーからも音が聞こえごく小さな虫の音や生活音などもしっかり伝わってきます。上映が始まってすぐ左側から何やら人の声が聞こえてきて、それも誰かがしゃべっている小さな声で場内の何人もが思わず声のした方に顔を向けましたがそれは左側のスピーカーからの音声でした。それほど音を大事に扱っています。これだけの作品をTV画面サイズで見るのはもったいないしここまでの音の効果は伝わらないでしょう。やはりこの映画は大画面の映画館で観る必要があります。なのですが、街の雑踏や人々の叫び声に近い会話、クラクションや音楽隊のパレード音など全編が音の洪水で、普段静かな環境の中で生活している私個人にとってはいささか疲れを感じる作品でもありました。まあいずれにしてもご自分の目と耳で確かめてみてください。

    それにしても劇場で上映される映画は著作権さえクリアされればTV画面でみることができるし、TV用に作られた作品も質によっては劇場で上映することは可能ですよね。要するに映画館に足を運ぶ人が減ってきているので映画館に行くという文化を何とか守りたいということなのでしょうか。

     

    posted by: ちあやほーぶん | - | 07:18 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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