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ここまでAIに支配されているとは!
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    昨日の朝刊やネットニュースに「羽生九段、1433勝 最多タイ」という見出しで、将棋の羽生善治九段が23日に行われた王位戦挑戦者決定リーグで勝ち、公式戦通算1433勝目を挙げ故大山康晴十五世名人と並ぶ歴代最多タイとなったことが報じられていました。1996年に史上初の七代タイトル独占、2017年には同じく史上初の永世七冠達成など記録ずくめの頂点に達した気宇な大棋士です。ところがAIの進化やAIをフル活用した若手の台頭などもあって昨年12月には王位も失い27年ぶりの無冠となってしまいました。20年ほど前、IBMのAI(人口知能)「ディープブルー」が当時のチェスの世界王者を破り大変な話題となりました。そして2016年にはグーグル傘下の企業が開発したAI[アルファ碁」がやはり当時の最強棋士の一人を打ち負かし、翌2017年には将棋の電王戦でAI[ボナンザ」がやはり当時の佐藤名人に2連勝するなど人工知能(AI)はめざましい技術進歩を遂げています。と、こういう話題だとついにそういう時代が来たかと納得する自分がいますし、お掃除ロボットやこうした囲碁や将棋ソフト、あるいは医療診断の支援、その他暮らしの様々な場面でAIを使ったサービスが行われているのも当然のように受け入れています。ところがこの本「悪のAI論」を読むと背筋がぞっとする恐怖に襲われました。

    AI(人工知能)を使った世論操作、政府による盗聴・監視、フェイクポルノ、自動運転車のハッキング、就職採用の際の人種・性差別等々、AIの悪用、乱用、誤用の事例を挙げて安易なAI楽観論に警鐘が鳴らされています。それにしてもスマートスピーカーのサイバー攻撃といった身近な脅威からパトリオットミサイルの誤射で友軍機が撃墜されパイロットが死亡した事件など何と豊富な事例が示されていることでしょう。現実に起きた事件から身近に潜むAIの危険を暴いていますが私たちの生活がAIに支配されている現状を知れば知るほど、こんなAIとこれから先どう付き合っていけばいいのか不安になるばかりです。AIは学習するデータによって差別的になるそうです。AI開発の中心地シリコンバレーの圧倒的な白人男性が開発の主軸を担っているため白人男性を中心としたデータでAIが学習しその結果、顔認識などに誤作動が起こるという訳です。

    日本のトヨタも2020年代半ばまでには次世代電動自動車による自動運転車のサービス提供を始めると発表していますし、政府も2020年を目標に無人自動運転車を使った地域限定の移動サービスの実現を掲げています。この自動運転車の開発においてはアメリカで実験走行中の車が歩行者をはねて死亡させたり、システムは正常に作動していたにもかかわらず自動運転のテスラ車がトレーラーと衝突してドライバーが死亡するなどしています。それからフェイスブックの「いいね」なんて何も考えずに簡単にクリックしますが、あの「いいね」の解析によってその人物の様々な特徴を高い精度で予測することができるんのだと聞くともうあ然としてしまいます。まあ、最後の章で「AIのある社会のあり方」については触れていますがここまで「AIの事件簿」を知ってしまうと何といっていいか、これからの時代を生きる皆さんのご苦労がしのばれます。

    posted by: ちあやほーぶん | - | 07:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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